五ヶ瀬川流域ネットワークについて

目的

五ヶ瀬川流域の連携を深め、情報交換と人的交流を進めながら、地域で誇りを持って暮らせる仕組み作りに取り組んでいます。
川やカヌーなどでの遊びや環境学習、安全教育、アーティストインレジデンスなどを取り込んだ地域おこし活動などと農林業などをつなげた「遊びと文化と時間の経済軸」を作る事も目的としています。

活動PR

私共が管理運営するリバーパル五ヶ瀬川での最高の楽しみは友内川干潟でのカニ掘りや水辺での泥んこ遊びと土砂降りハウス(20mm~186mmまでの降雨体験)体験です。ダンボールで作るボートに乗って遊ぶのも好評です。
濡れたダンボールは「カミネッコン」という再生ダンボールの枠に詰め込んで植木鉢を作り、ハマボウやドングリの苗を植えて、植樹に役立てています。カヌーなどの川での遊びや環境教育、川での安全教育と共に、安全に川遊びを指導できるリーダーの養成もしています。
河川財団HP:川で安全に遊ぶために  また、地域や流域と連携した各種地域興し活動や、川や環境に関する講演会の開催、研究者や学生のインターンシップ受け入れなどにも力を入れています。

五ヶ瀬川の紹介

五ヶ瀬川は幹線流路106km、流域面積1,820k㎡の1市4町に流れる一級河川です。宮崎県と熊本県の県境にそびえる向坂山に源流を発し、急峻な九州中央山地を抜けて、延岡平野から太平洋日向灘へ注いでいます。途中阿蘇火山の火山灰による大地を流れる場所では、深く細かい谷がたくさん刻まれ、川密度が高くなっています。
延岡平野では、大瀬川と分脈し河口付近で祝子川、北川と合流します。祝子川は九州の名山大崩山から、北川は大分県宇目町傾山から流れる川ですが、山間部を流れる区間が長いので、途中たくさんの支流が豊かな自然が残り、今も砂利河原がたくさん残っている環境の優れた川です。年間雨量が2,400mm程度あり、豊かな産業や文化を支えています。台風による水害の多い地域でもあり、北川に残る「霞堤」、延岡市街地に残る堤防上パラペットに畳を差し込んで当座の増水をしのいだ「畳堤」など洪水から地域を守る優れた川文化の遺構が残っています。
延岡市はかっては「水の都」と呼ばれ、今でも街の中に鮎簗が掛かり、町中の川で鮎漁が盛んです。五ヶ瀬川を取り巻く山地はかって薪炭材の産出地だったのでその搬出のため、筏流しや船運が盛んな地域でした。現在では川で見かけられるのは、鮎漁に使う川船が主ですが、近年、子ども達を川に近づけるための「リバーフェスタ」というイベントも盛んになってきました。
リバーフェスタのべおか:Facebookページ
五ヶ瀬川は、今流域をつないで新しい連携を作ろうとしているところです。